Cent OS 6 -> 7 バージョンアップの前に
こんにちはー
前回の続きでやっとあとはrebootするのみとなったのですが、万が一起動してこなかった場合に戻せなくなる。ということでいったん大事なファイルはバックアップをしておきましょう。
大事なファイルと一言で言ってもわからないので、動かしているアプリケーションベースに整理してみました。 アプリケーションごとにバックアップを取得していけば大丈夫だと思います。
・Apatche
・MySQL -> バージョン7からはMaria DBに変わるらしい
・メール
もっと入っているかもしれないけど、この辺りが復旧すればなんとかなりそうです。
それぞれのバックアップ方法についてみていきたいと思います。
Apatche
・httd.conf
・httd.d フォルダ
・各confファイルに設定されているドキュメント
*今回バージョンアップなのでそのままの構成で使用できていますが、普通に2.4をインストールした場合は/opt/rh/ フォルダ配下にhttpdなどのファイルが格納されるのでかなり環境が変更されてしまいます。
Mysql
すべてのDBをバックアップ
# mysqldump --single-transaction -u root -p -x --all-databases > mysql.dump
エラー発生 ロックをかけるとエラーになるようです。
mysqldump: You can't use --single-transaction and --lock-all-tables at the same time.
最終的に--single-transactionのオプションを外してバックアップを取得しました。
# mysqldump -u root -p -x --all-databases > mysql.dump
メール(postfix, dovecotで構築)
・cp -pr /etc/postfix/ ./
・cp -pr /etc/dovecot ./
メールフォルダバックアップ
・cp -pr /mail ./
*ちなみにオプションのprですが、属性を出来るだけ保ちながら、ディレクトリごとコピーを実施します。
自分はバーチャル環境のためこのような設定になっています。通常はメールフォルダに格納されていたりspoolフォルダに格納されていますので、確認してみてください。
cat /etc/postfix/main.cf
home_mailbox = Maildir/
virtual_mailbox_base = /mail
mail_spool_directory = /var/spool/mail
firewall
自分の場合はシェルを作成して、そのシェルを叩いてファイヤーウォールの適用を実施しているためシェルのバックアップを実施しました。
これだけバックアップを取れたらとりあえず十分です。取得したバックアップファイルをローカルのノートPCなどにダウンロードを実施しましょう。
これでやっとリブートが出来ます。リブートするときは必ずコンソールで接続しながら状況を確認しましょう。
sshは基本的に接続できないと考えて下さい。自動起動が削除されています。
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